祖父について
ちょっと前の話だが、年末の12月30日に祖父が亡くなった。享年94才。まあ大往生です。7月に産まれる子供(曾孫)を見せてやれなかったのだけが残念。
昨年9月のお盆の頃に脳梗塞になりそれからほぼ寝たきりで意識もはっきりしたりしなかったり。
見舞いに行ったときは喋れはしないけど意識ははっきりしてて俺のこともわかったようなので良かった。
働きものでマメ、そして真面目な人だった。
口煩いので小学生のときに嫌いだった時期もあるけど初孫である俺は小さい頃から可愛がられてたし、俺自身もすごく好きだった。
親父たち兄弟が子供のころは更に小言がひどくてノイローゼになりそうだったらしい。早く高校卒業して家を出たくてしょうがなかったとのこと。
当たり前だけど祖父は戦争経験者で、兵隊としてサイパンとか最前線にいたようだ。
運のいいことに無事に生き延びて沖縄に戻り、祖母と結婚、製薬会社に勤めながら親父たち3兄弟を育て、定年後は祖母のやってるマチヤグヮーを手伝いながらゴルフなどを楽しんで過ごしていた。
毎朝早起きしてジューシーおにぎりを作ってお店で売っており、通夜のときに近所の人がきておじさんの作ったジューシーが忘れられないと言っていた。
また祖父が作るアンダンスーがこれまた絶品で俺が東京に住んでる間も作って送ってもらっていた。
90歳過ぎまで祖母と店をやってたのだが体力も無くなり、また足が悪いこともあって閉店。それから数年で一気に衰えた。 2011年に東京から沖縄に引き上げてきた後に、衰えっぷりにびっくりしたのを覚えている。
やっぱり人間は働くことが一番の長寿の秘訣なのかもしれない。
亡くなるのが沖縄に戻ってきた後で良かった。死に目にも立ち会えたし。
娘が産まれたらもちろんちゃんと報告する。向こうで喜んでくれてるだろう!